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空き家のデメリット

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空き家のデメリット

 

「親が住まなくなって空き家となった実家を、この先どうすれば・・・」

こうした悩みを抱えている方が増えています。空き家を放置すると、犯罪に巻き込まれたり、建物が倒壊する危険性があり、なんらかの対策を考えておくべきです。ここでは、その方法を考えていきましょう。

 

空き家対策には大きく3つの方法が考えられます。

1. 現状維持

2. 売却

3. 資産として活用する

 

もちろん、空き家の状態やオーナー様の事情によってどの方法が適しているのかは変わってきます。それぞれの方法のメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

方法1:現状維持

 

具体的な展望がないまま闇雲に運営するより、現状を維持しておくのは選択のひとつと言えます。そのままの状態をキープしたり、最小限のメンテナンスにとどめておけば必要な経費は少額で収めることが可能です。後々利用する可能性がある場合や、将来の需要が見込めるといった場合、安易な運用は避けたほうがいいでしょう。

 

一方で、放置するとさまざまな問題が生じるのも空き家です。特に建物が木造の場合、メンテナンスを適切に行っていても、築30年を超えると雨漏りなど見過ごせない不具合が増加します。建物がどのような状態になっても固定資産税は変わらず課税され、資産価値は減少の一途を辿ります。

 

また、2015年に施行された「空き家等対策特別措置法」も忘れてはいけません。老朽化が進んだ空き家は、不審者の出入りや虫害獣害の発生、悪臭や景観の悪化、倒壊のおそれなど、近隣トラブルの要因になります。放置すると、罰金の対象になったり、固定資産税の特例が解除されたり、強制撤去の可能性も出てくるのです。

 

現状維持は手間がかからず、費用を抑えられるのがメリットですが、長期に渡ると資産価値が失われるだけでなく、さまざまなトラブルを引き起こしかねません。売りたくても買い手がつかない事態にもなりかねないので、十分注意しましょう。

 

方法2:売却

 

売却は、最も現実的な空き家対策と言えます。空き家を売却してしまえば、当然、固定資産税や維持費がかからなくなります。現状維持で生じるデメリットをすべて手放すことができるのが、売却のメリットです。

 

一方、手放してしまうと、後々必要になった場合は利用できなくなってしまいます。これが売却のデメリットと言えるでしょう。立地条件が良かったり、近い将来の需要が見込まれる場合、「活用した方が良かったかも・・・」と売却を悔やむ事態になることも。こうした判断はプロでも難しいものです。経験豊富な不動産会社のアドバイスを聞いたほうがいいでしょう。

 

方法3:資産として活用する

 

不動産が特異なのは、見る人によって価値が異なる点です。オーナー様にとっては不必要な空き家かもしれませんが、見る人が見れば魅力的な不動産に映る可能性があります。立地が良ければリフォームして賃貸として貸し出したり、リフォーム不要の借主様を見つけ出し、格安で貸し出すことも可能です。また、建物を解体し更地にして、駐車場として貸し出すなど、活用方法はいろいろ考えられます。

 

どのような活用方法を採る場合も、オーナー様には管理人や大家としての労力がかかります。人任せにはできないことも多く、それが何年にも渡って続いていくわけです。ご自身やご家族のライフスタイルやライフプランに深く関わってくる事柄ですから、皆さんでよく検討したほうがいいでしょう。

 

まとめ

社会が高齢化するにつれて空き家が今後ますます増えていくのは避けられない問題です。親が住んでいた空き家を子供が管理することになったり、相続するケースが増えるのは間違いありません。

 

そうなったとき、対処に困り、判断を保留したまま空き家を放置するのは避けるべきです。とはいえ、空き家の活用方法をオーナー様ご自身だけで的確に判断を下すのは難しいことが多いのも事実です。

 

空き家の管理や活用、売却でお悩みや心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富な専門家が、それぞれのオーナー様に最適なプランをご提案いたします。

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